2013年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

心に残っている映像 ミノルタセミP 試写

春、ダンスの公演を観に埼玉まで出かけたけれど、感動がなかった。ダンス関連の文章でご活躍中の文化人の方を数名お見かけしたけれど、皆さん、どのような感想を持たれたのだろうか。この時、自分はホントにダンスが好きなのか、それともダンスへの興味がなくなってしまったのだろうか等々、考え込んでしまった。(自分が踊らなくなって、10年になる。表舞台よりも裏舞台に疲れて開店休業しているうちに。途中、何度か稽古には行ったけど。。。)

自分の目で見て、「わぁ!」と思ったモノって何があるだろうかと思い返してみた。好きだったもの、ステキだったもの諸々。

★幼稚園の時観た宝塚歌劇団の「回転木馬」のワンシーンは目に焼きついている。ビリーが撃たれて死ぬシーン。玄関ポーチから転がり落ち、舞台中央に倒れこむ。忘れられないシーン。幼稚園の年長さんから小学校を卒業することまでは、本気で宝塚入団を夢見たりしたもんだw 月組に入りたかったなぁ。

★神戸の近代美術館で見た大きなサイズの絵。ブルーの背景に茶色の人型。誰の作品かわからない。ただ、その色の対比と人の形が浮き上がるような沈み込むような不思議な感覚が「ガツン」と印象に残っている。あれは、近代というより現代作品ですね。マチス以降の作品だと思うなあ。それ以来、「ガツン」な絵が好きです。

★太陽の塔のエレベーターに乗った時。母のワンピースと歯がボーっと光っていた。UV照明だったんですね。舞台でブラックライトを見たとき、その正体がわかりました。

★ローラン・プティの「カルメン」と「コッペリア」。あれで、クラシックバレエもイイと思い、裸足のモダンを止めて、バレエレッスンだけに。稀有なことにマーゴ・フォンテーンをナマで観てるけど、その舞台シーンをまったく覚えていない。コールドの印象が残ってるだけ。私にしては珍しいので、大した感銘を受けなかったと思われる。プティの方は、ユーモアがあってエスプリが効いてエンタテイメントで面白かった。公演終了後、故大屋政子さんが楽屋に入っていく姿に紛れて、私も楽屋に潜入。プティやダンサーにサインをもらった。ずうずうしい。ま、それだけ気に入った証拠でもある。

★アルビン・エイリー舞踊団の「リべレーションズ」。大阪ではそれほど盛り上がらなかったらしいが、神戸では拍手が鳴り止まず。アンコールで踊ってくれたりした。黒人霊歌と群舞の躍動感に圧倒される。その後、TDKがエイリー舞踊団をCMに使ったはず。実家にはポスターがまだある。この作品は何度観ても、ビデオで見ても素晴らしい。これを書いてて音楽が頭の中に流れてくる。その後、初NYでのレッスンはタイムズスクエアの広~いエイリースタジオで受けたなぁ。留学時も何度か行ったが、ホートン・クラスはキツかったw

★映画「略奪された七人の花嫁」のダンスシーン。ビデオやLDが普及して古い映画も見れるようになったおかげで何度でも見れる!家を競争で建築するシーンの前の群舞。アクロバチックなスクエアダンスという感じだけど、これ見てマイケル・キッドに「ガツン」とやられた。何度見てもスゴイ。しかもカワイイ!製作費の安い映画だけど、当時最高の若手男性ダンサーを集めてるから、ものすごく質が高い。55年経ってもスゴイ振付って凄まじい。

★五反田で観たジョルジュ・ドン。「アダジェット」だったかな?作品名や振付うんぬんではなく、彼が凄かった。人差し指を天に向けるだけの動きにもエネルギーが溢れてた。観ながら涙が出て、公演終了後すぐさま次の日のチケットを買いに走った。ドンが生きてるうちに観られてよかった。あんな人は、なかなか出てこない。

★ABTの「In the Upper Room」。日本では未公開かも。バリシニコフが監督時代にレパートリー化したトワイラ・サープの作品。群舞だけど、突然「ググッ」と来た。ABTの踊るサープは気になったので、天井桟敷で何度も観たが、ある日舞台にスモークが多めに残った日があり、上から舞台を見下ろすとそれがひどく幻想的だった。怪我の功名。フィリップ・グラスの音楽が塊ごとにリピートしコーダへと移るのと、小グループのダンスがリピートしていく構成が頭に焼き付いている。スニーカーで後ろ走りする姿がスモークの奥から出たり入ったりして、ああイイなあと思った。こういうのは遠くから全体を観るのがいい。次に観た時はスモークが飛んでて、幻想的な感じはなかった。

これぐらいから、「ガツン」というものに出会ってないような気がする。イイなあというものや自分の思いと相まってグッとくるものは多々あれど、グワ~ンと来ない。うーむ。

年取って感性が鈍ったか。はたまた自分が作り手になって、シビアになりあら捜しをしてしまうようになったのか。素直じゃないらしい。「ガツン」とされてみたいもんだ。

*********************

By the way, セミPの画像のリクエストがあったので、レストア前の試写画像をアップしておきます。このカメラは現在入院中。少し光が漏れてるかな。あとは内側のレンズを拭いてもらったら、おそらく回復すると思われます。現在はカビらしき曇りがあるので光が入ると画面が白くなる。ロッコールではなくてプロマーとかいうレンズですが、生き返ってくれそうな予感です。(クリックすると画像が大きくなります。)最後の電燈、ガラスに反射した電球のマークが見えてる!プチうれしいw

16_151015