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ジャズダンス発表会のお知らせです!

最近自分なりに体力増強月間と銘打って、どっぷりダンスにハマってます。

8月に友人の教室の発表会への参加、およびクラシックバレエの発表会と2回のステージに出演させていただきました。それゆえ、しばらく更新できませんでした。スミマセン。。。

そして昨年末に続き、今年もジャズダンスのステージに立ちます。
なので、ここに告知させていただきます。

tant-tanzダンスコレクション vol. 2

<日時>2011年11月27日(日)
1回目 開場15時半、開演16時~
2回目 開場17時45分、開演18時15分~

<場所>小金井市民交流センター 小ホール(JR中央線武蔵小金井駅南口正面)にて
       東京都小金井市本町6‐14‐45  電話 042-380-8077

    今宵は私が主役!
    tant-tanzに集う仲間たちが、
    さらに輝くショータイム!!
    来て♪ 観て♪ 楽しんで♪

<スタッフ>構成・演出   柳下久美子
        振付      柳下久美子、石川千瑞子、中村友紀
        舞台監督   森山香織梨
        照明      阿部康子
        音響      Makoichi (RT-Sounds)
        衣装      tant-tanz

<出演>石川千瑞子、中村友紀、髙廣裕子、門倉尚美、上條雅子、蒔田篤依、岡林みのり、松本裕美子、 他総勢40名

<チケット>一般 1,000円   小学生 500円
*公演回数を増やしましたが客席に限りがございますので、早めにご予約を!!!

尚、1回目はキッズが出演、2回目はキッズが出演しません。
お時間ありましたら、是非いらして下さいまし。

「ミュージカル映画好きに100の質問」に挑戦してみるの巻 その1

先日、当ブログを訪ねて下さった「まると」さんのサイトに「ミュージカル映画好きに100の質問」というコーナーがありました。(元々質問文は、NANAさんという方のサイトにあったそうですが、現在は閉鎖とのこと。私も挑戦してみたいので、戴いてしまいました。まるとさんには報告済みですがNANAさん、もしお気づきになりまして、不都合ありましたらご一報下さい。)

100個一度に回答するのは、大変なので、まず最初に40ほどアップしてみます。

Q1 あなたのおおよその年齢を教えてください。  A) 今年、年女。

Q2 あなたの性別を教えてください。  A) 女性。

Q3 初めて観たミュージカル映画を覚えていますか?  A)ミュージカル映画と言ってよければ「白雪姫」かなぁ。

Q4 初めてミュージカル映画を観た時期を覚えていますか?  A)幼稚園入る前かもしれない。

Q5 ミュージカル映画を好きになったきっかけは?  A)3歳で「踊る人になる」宣言していたので。(笑)

Q6 ミュージカル映画を好んで観るようになってからは何年になりますか?                    A)最初はテレビ放映で見るのが多かったと思いますが、小学校3年生ぐらいからかな。

Q7 今まで何本ぐらいのミュージカル映画を観てきましたか?                               A)音楽映画、音楽系伝記物やドキュメンタリー風&バレエ系映画に短編も含めれば、800~900本ぐらい行くかもしれない。

Q8 普段は主にどういった手段でミュージカル映画をご覧になりますか?(購入、レンタル、放送など)               A) DVD、LD、ビデオの購入。テレビ放映とインターネットからのダウンロード。

Q9 映画館でミュージカル映画をご覧になったことがありますか?その作品は?                          A)多すぎて書き切れない。高校生の頃は授業をサボって名画座へ。観たいミュージカルや音楽映画のリクエストを出しては観ていた。それ以降に封切られた物の多くは映画館で観てからビデオやDVDを購入している。

Q10 お気に入りの作品を5つ教えてください。                                      A)略奪された七人の花嫁、いつも上天気、スター誕生(バーバラ・ストライサンド主演の)、踊る大紐育、ウェストサイド・ストーリー。

Q11 嫌いな作品を1つ教えてください。      A)ムーランルージュかなぁ。

Q12 世間的には不評だけど好きで好きでたまらないって作品はありますか?                 A)スター誕生(バーバラ・ストライサンド主演)

Q13 世間的な評判は良いけれど自分の好みじゃない作品ってありますか?                 A)ムーランルージュは、踊りを大切にしてないから好きじゃない。ダンシング・ヒーローは良く出来ていたのに同じ監督とは思えない仕上がり。それからヘアー!もあまり好きじゃないかも。

Q14 初めて観た時は好きじゃなかったけれど、その後好きになった作品はありますか?      A) ザナドゥ

Q15 初めて観た時は好きだったのに、その後嫌いになってしまった作品ってありますか?         A)それはない。大抵どこか好きなところがあったりする。

Q16 ミュージカル映画を初めて観ようとする人にはどの作品をオススメしますか?       A)雨に唄えば。

Q17 ミュージカル映画を初めて観ようとしてる人には決してオススメ出来ない作品ってありますか?            A)ペニーズ・フロム・ヘブンやブルックリン物語。パロディちっくなので、慣れてから観た方が絶対に楽しめるはず。

Q18 何度でも繰り返し観たい作品ってありますか?                         A)略奪された七人の花嫁(家を建てるダンスシーン)といつも上天気(ジムでシドが踊るシーン)これを見るために何度でもかけちゃう。

Q19 二度と観たくない作品ってありますか?         A) Apple (1980)。中途半端に古くて、かなりコッパズカシイ(苦笑)

Q20 あなたの為に映画館を貸し切ってミュージカル映画を上映することになりました。どの作品をリクエストしますか?      A) 昔リクエストしたようにスター誕生、あるいはフェームのいずれか。

Q21 ストーリー重視の作品とパフォーマンス重視の作品、どちらが好き?           A)パフォーマンスがしっかりしてないと意味がない。

Q22 シリアスとコメディ、どちらが好き?       A)コメディ。元々ミュージカル・コメディというぐらいだから。

Q23 歌とダンス、どちらが好き?   A)ダンス。でも素晴らしい歌声も大好き。

Q24 お気に入りの場面を5つ教えてください。                          A) 5つに絞るのは難しいですが・・・
略奪された七人の花嫁(家を建てるダンスシーン)
いつも上天気(ジムでシドが踊るシーン)
スター誕生(バーバラが歌うThe Woman In The Moon のシーン)
フェーム(ラストの卒業パフォーマンス I Sing The Body Electric )
ウェストサイド・ストーリー(Coolのダンスシーン)
他にもいっぱいありすぎる。

Q25 感動して泣いてしまったナンバーってありますか?                        A)多すぎる。Q24で列挙したナンバーはどれ見てもいつも泣いちゃう、間違いなく。踊る大紐育の冒頭の歌で泣きますから、私。

Q26 大笑いしてしまったナンバーってありますか?    A)踊る大紐育の博物館やダウンタウンに繰り出すシーン。 絹の靴下の3バカのダンスシーンなど。

Q27 イスからずり落ちるほどビックリしてしまったナンバーってありますか?         A)King of Jazz (1930)はトーキー初期にもかかわらず、トリック撮影やカラーに挑戦してて唸った。

Q28 ひどい出来だなぁと感じたナンバーってありますか?   A)1930~40年代の短編ミュージカルのダンスナンバーに酷いのたっくさん(苦笑)。 特に黒人向けに作られた作品は低予算のせいかダンサーとは言えないダンサーが出てたりする。

Q29 普段つい口ずさんでしまう曲ってありますか?    A)巴里のアメリカ人のI got RhythmやシカゴのAll That Jazzなどかな。

Q30 思わず振り真似をしてしまったダンスナンバーってありますか?   A)いつも上天気のシド様のダンス。ああいう風に踊れるようになりた~~~~~い。

Q31 1940~50年代に活躍したミュージカル映画監督、ヴィンセント・ミネリとスタンリー・ドーネン。    A)映画全体としてはミネリ(カラースキームなど)ダンスを見せるという意味ではドーネン。タイプが違うのでどちらも好き。

Q32 1960~70年代に活躍したミュージカル映画監督、ロバート・ワイズとボブ・フォッシー。あなたはどっちが好き?    A)断然フォッシー。ロバート・ワイズの映画(監督した部分に)はまともなダンスシーンないし。

Q33 1964年度アカデミー賞主演女優賞にノミネートされた「マイ・フェア・レディ」のオードリー・ヘプバーンと「メリー・ポピンズ」のジュリー・アンドリュース。あなたならどちらに一票?     A)当然ジュリー・アンドリュースでしょ。コメディアンヌだし。芸達者過ぎて損してるかも。

Q34 No.1ダンサーと呼ばれたフレッド・アステアとジーン・ケリー。あなたはどっちが好き?        A)昔は断然ジーン・ケリー好きだったけど、伝記や自伝を読んだりするとフレッド・アステアの株が急上昇した。決められないなぁ。

Q35 「アニーよ銃をとれ」の、舞台版と幻の映画版それぞれの主演女優、エセル・マーマンとジュディ・ガーランド。あなたはどっちが好き?     A)マーマンの舞台を生で観たかった。特にジプシーは彼女で観たかったなぁ。

Q36 元オリンピック選手のエスター・ウィリアムズ(水泳)とソニア・ヘニー(アイススケート)。あなたはどっちが好き?        A)エスター・ウィリアムズの方がMGMだったので作品が豪華でイイ。エスターのDVDセット集めてます(笑)

Q37 新旧タップの女王こと、エリノア・パウエルとアン・ミラー。あなたはどっちが好き?      A)芸の幅が広いし舞台でも観たアン・ミラー。Sugar Babies良かったっす。

Q38 伝説的歌手のビング・クロスビーとフランク・シナトラ。あなたはどっちが好き?           A)細いシナトラは良い。

Q39 リチャード・ロジャース&ロレンツ・ハート(「夜の豹」など)とリチャード・ロジャース&オスカー・ハマースタインII世(「王様と私」など)。あなたはどっちが好き?                    A)ロジャース&ハートの方が断然に粋で力が抜けてて好き。

Q40 作詞家兼作曲家だったコール・ポーターとアーヴィング・バーリン。あなたはどっちが好き?   A)アーヴィング・バーリンの曲の方が知ってるのが多い。

続く

クリスマスダンスコレクション

おひさしぶりです!放置状態になっているブログなので、ご覧になる方もほとんどいないかも
しれませんが。。。

最近は、撮影散歩そっちのけで(たまには撮影してますけど)ほぼ毎日ダンスのレッスンに励んで
おります。
最初は、ヒザ&腰痛で病院に行ったりしてレントゲンなど撮ったのですが、特に悪いところも
見つからず。筋肉低下による痛みとしか考えられなかったので、リハビリとして踊り始めた
のですが、段々傷みも少なくなってきたので調子に乗って踊ってます(^_^;)
そして今月は十数年の冬眠を経て、無謀にも久し振りに舞台に立つことになりました。 
とはいえ、ジャズダンス教室の発表会ですが。。。
 
来る12月25日(土曜日) 
タントタンツ・2010クリスマスダンスコレクション  
http://www.tanttanz.com/2010/09/tanttanz2010.php
夕方5時から6時ぐらい予定で場所は西荻勤労福祉会館です。 
http://www2.city.suginami.tokyo.jp/map/detail.asp?home=H04860 

「松本裕美子」と本名で出ております。
あまりに久しぶりのステージなので、なんだか頭の中がとっ散らかっておりますが、
目立つパートになってる気がします。 

まさにクリスマス当日なので、すでにご予定などあるかと思いますが、 
もしお時間が許すようでしたら、観にいらして下さいませ。 
よろしくお願いいたします。<m(__)m> 

ちょっくら冷やかしに行ってやろうと思っていただけたらご連絡ください。 

よろしくおねがいしま~す! つくちゃん

ダンストリエンナーレ トーキョー 2009

ダンスの現場から遠ざかってから早10年以上になります。自分があまり踊らなくなってから、日本にもダンス一般(バレエ、ヒップホップ、コンテンポラリーなどすべて)が定着しつつあり、ダンスの公演も非常に増えています。

今日は、現在東京青山で開催中の「ダンストリエンナーレ トーキョー 2009」を観にスパイラル・ホールに出かけてきました。お恥ずかしいことに、つい最近までこんなイベントをやってることすら知らなかったんですが。。。それにコンテンポラリー・ダンスという呼び方や定義自体も、まだ自分の中で消化しきれていません。バレエとヒップホップ、タップなど従来の呼び方に入らないジャンルはすべてコンテンポラリー・ダンスと呼んでいるように感じていて、モダンダンスというと古いけど同じ人でもコンテンポラリーと言えばOKみたいな感じが無きにしも非ずのような気もしていますが。。。

それはさておき、今日の作品はベルギーで活躍しているミシェル・ノワレさん振付/カンパニー・ミシェル・ノワレ出演の「Chambre blanche」でした。この作品は再演モノのようでしたが、私は初めて観ました。

振付構成など、手馴れた感じでこなれた作品で、最近のコンテンポラリーダンスを観ることが少ない私にも観やすいものでした。その分、爆発的な感動とか、「してやられた!」という気分にはなれなかったけど。。。

女性のみ5人が出演する約1時間の作品で、おそらく30~40代ぐらいの大人の女性の気分のようなものを動きで表わした作品だと理解しました。終盤、上半身裸の女性が背中を向けて椅子に座り、背中の筋肉や骨の動きだけを見せる部分がありました。これで「こっちを向かないでくれるといいなぁ。。。」と思いながら観ていたら、本当にこちらを向かずで背中だけ。

良し!と思った途端、暗転から照明が入ると舞台セットのテーブルの上に一人寝転がってる。あああ、オッパイ見えちゃった。数十秒の短いシーンですが短いだけ余計に、男性客への「サービスカット」みたいに感じてしまって。。。あれは必要なのだろうか?この入れ方なら無い方が良いのではないか?なんて思ってしまいました。オッパイ見せるならもっと、あっけらかんと出しとけば良いのになぁと思った次第です。

トリエンナーレはまだまだ10月8日まで続きます。日本人も外国人も公演やワークショップを開催しています。お時間があったら、是非一度ダンスを体験してみて下さい。他の作品ではなかなかオッパイは出てこないと思いますけどwww

川端康成と舞踊

広島旅行写真が続いてますが、連続アップでダンス関連の独り言。。。

神澤和夫氏の「20世紀の舞踊」という本を読んでいて、作家の川端康成氏が舞踊を良く知っているという記述があったので、やはり川端康成全集には目を通さねばならぬと図書館へ出かけました。

川端康成氏が浅草オペラやレヴュウに詳しく、カジノ・フォリーズについて書かれていることや石井小浪さんについて書かれた文章などはすでに読んでいたのですが、やはりきちんと見ておく必要があるなぁと感じた次第です。

新潮社の川端康成全集は全部で37巻あるのですが、まあそのほとんどに「踊り」に関する記述が出てくるのには驚きました。まあ、川端康成氏といえばノーベル賞作家ですから、これを読まれる皆さんの方が川端氏の踊り好きなんて「当然知っているわい。周知の事実だ。」と言われちゃいそうですが。。。

「伊豆の踊り子」という作品があるぐらいですから旅芸人や和モノの踊りが好みなのだろうと思う人は多いでしょうし、浅草レヴュウなど演芸というか芸能系の踊りが好みだと思われる方も多いでしょうが、それだけでなく洋舞や社交ダンスまで幅が広いこと広いこと。日記や随筆によればかなり色々な舞台をご覧になっています。こりゃ、驚いた。

短編小説にもバレエ研究所を舞台にした作品や社交ダンスの夫婦カップルが主人公の話があったりしてジャンルに関わらず「踊り」、身体表現に興味があったのだなぁとおもいました。また舞踊評論家の評論などもよく読んでらしたようで評論に対する意見なども見受けられました。「イサドラ・ダンカン」の名前も何度か登場します。

なにせ全37巻と冊数が多いので、パラパラと捲りつつ目視で超高速サーチしたので、見落とした文章もあるとは思いますが、それにしてもかなりの分量です。

代表作の「雪国」にもダンスに関する記述が見られるようなので、最初から全文ゆっくり読むことにします。「雪国」に洋舞が出てくるとは知らなかった。

子供の頃から読書は好きでしたが日本人作家の作品はほとんど読まず、外国作品ばかり読んでいたので灯台下暗しでございます。ああ、ハズカシや~。。。

Spreading the Gospel of the Modern Dance by Lynne Conner

spreadingSpreading the Gospel of the Modern Dance: Newspaper Dance Criticism in the United States, 1850-1934 by Lynne Conner
University of Pittsburg Press, 1997).

日本ではあまり知られていない本のようですが、どうやらアメリカの大学ではダンスの講義のテキストとして使用されたりもしている本のようです。

ダンスに関する本なのですが、普通の歴史の本とは違います。タイトルが示しているように、ダンサーやダンス作品を、新聞や雑誌のどのような批評家たちがどのように批評していたのか、また、その中で、どのようにダンス批評が確立されてきたのかを、年代を追いながら見ています。

日本ではまだまだダンスの批評家・評論家という地位が確立されているとは言いがたい環境だと思いますが、アメリカでもその過渡期には、音楽専門の批評家がダンスをどのように評してよいか分からないながらに批評をした時期があり、ダンスの普及に伴い、ダンス専門の批評家が誕生していった様がわかります。

特定の評論家の新聞評を集めた評論集とは異なり、モダンダンスという分野が確立していく時期を批評の移り変わりと共に見ていくこの本は、けっこう興味深い本だと思いました。
ページ数も180ページほどと、コンパクトにまとまっているので、読みやすいのも良いところです。

大学図書館などにはほとんど入っていないのですが、(海外の)古本だとかなり安く数百円程度で手に入れることができるので、購入しても無駄ではないように思えます。

Dance As a Theatre Art: Source Readings in Dance History from 1581 to the Present by Selma Jeanne Cohen

dance_as_a_theatre_art

この本も、振付師たちの書き物を集めた、アンソロジーです。最初、1974年に出版された本のようですが、第2版が1991年に出版されています。

この本は、おそらくアメリカではダンス講義(入門編)の必読書になっていると思われます。先日、ここで紹介した本は、20世紀の振付師たちの書き物を集めた本でしたが、この本に集められている書き物は、16世紀から現代までと幅広く、欧米各国の重要な文献からその抜粋が集められています。これ一冊を読めば、欧米のダンスの歴史が概観できるという仕組み。英語以外の言語で書かれたものも、英語に翻訳されていますから読みやすいし、入手しにくいと思われる資料も入っているので、便利です。

宮廷バレエのステップが、「左足を右足の前、10センチぐらいの位置に出し、うんぬん」と言葉で解説されているのを読んだりするのは、面倒といえば面倒なのですが、現在と同じバレエ用語が確立される前の文章だったりするので、こんな風にして、ダンスが解説されていたのだなあと知ることも、良いのかなと思ったりします。

特に、宮廷バレエから現在のバレエへと移行していく時期に書かれたものなどは、とても興味深い文章があります。通読すると見えてくる面白さのようなものを感じました。

まず手始めに、この本などから、ダンスの歴史に一歩踏み入れてみるのも良いかもしれません。

Gene Kelly: A Life of Dance and Dreams by Alvin Yudkoff

gene_kelly

随分前に、読んだ本ですが、久し振りに目を通しました。やっぱりあまり好きになれない本です。現在、入手できるジーン・ケリーの伝記といえば、この本ぐらいしかないので、こんなことを書くのは気が引けますが、伝記の作者はジーン・ケリーに対して、どういう気持ちを抱きながら、この本を書いたのか、何だか、あまり愛情を感じられず、悲しい気分になります。ジーン・ケリーという人間の本質を書くために、シビアに表現したというのなら、ケリーのことがヒドイ男として描かれていても、別に気にしないのですが、中立的ではなく、扇情的、暴露本的な雰囲気で、フィクションを交えながら伝記を書いているのが、鼻につきます。

史料としての価値はというと、参考文献の引用箇所が明示されていないので、元の資料にあたって検証することが出来ず、あまり役に立たないと言えます。

この本が出た時、ジーン・ケリーファンの方々は、おそらくこの本に飛びついたと思います。日本では彼に関する本はほとんど入手できませんし、英語の伝記だって、随分昔に出たきりで、現在入手はとても困難だから。辞書を引き引きお読みになった方は、おそらくがっかりなさったのではないでしょうか。

私は、ジーン・ケリーの踊りが好きですし、彼の踊る映画も好きですが、この本を読むと、ジーン・ケリーを好きだという気持ちが萎えそうになります。ものすごくエゴイスティックな男に感じるからだと思います。

ジーン・ケリー本人は、自伝を書いていません。書く予定で資料などを収集・保存していたようですが、火事で資料を焼失してしまったため、結局、書かずじまいでした。ジーン・ケリーに関する伝記は、今までに数冊、出版されていますが、おそらく、Clive HirschhornのGene Kelly: a Biographyという本が一番、詳しくまともな本だと思います。20年前の1985年に出版された本なので、なかなか入手できないと思いますが、手に入れることが出来るなら、こちらの本をお薦めします。Clive Hirschhornさんは、映画に関する本を何冊も書かれている作家で、ミュージカル映画全体に造詣が深いし、映画が好きな方です。

批判的な目を持って、映画や俳優、映画業界を見ることも大切ですが、この本を読むと、中途半端なやり方(この場合は書き方)で、夢を売る人たちのことを中傷的に書かないで欲しいと思ってしまいます。後味の良くない伝記でした。

The Vision of Modern Dance: In the Words of Its Creators

vision_of_modern_dance この本は、20世紀にアメリカで活躍した、あるいは現在も活動を続けている、振付師たち本人たちが書いた文章を集めたものです。

私が読んだのは、第二版で1998年に編集しなおされたものですが、第一版は邦訳もされていて、「モダンダンスの巨匠たち―自ら語る反逆と創造のビジョン」というタイトルで、1989年に出版されています。現在は手に入りにくいかもしれませんが、公立図書館で見たことがありますから、今でも読むことが出来ます。

25人のダンサー/振付師たちが語った自分たちのダンスに対する思いや、ダンスを通して感じた社会への思い、バラバラの書物や雑誌などに書かれたものが編纂され、一度に読めるのは大変に便利です。アメリカには、ダンス学科の授業用テキストなどとして、このような本が多種編纂されていて、ダンスを勉強する最初の入り口として、とても効率よく出来ています。

このような本の良いところは、今では大変手に入りにくい雑誌に書かれた記事なども掲載されていることでしょうか。1970年代以降に書かれた本や雑誌なら、日本でも図書館などで見つけることが出来る場合も多いのですが、戦前の雑誌記事は、日本でも特定の図書館しか持っていなかったり、アメリカから取り寄せたりしなければなりませんから、とっても助かります。

巻末には、参考図書やビデオのリストも添付されており、自分でさらに資料を探す際の指標になるようにしてあります。

振付師たちの書いたものですから、基本的にはダンスや芸術についての話ですが、90歳を過ぎてもダンスを教え続けたHanya Holmの言葉は、若者へ送られた人生の教訓のように読めます。誰にでも当てはまる。また、黒人の振付師Alvin Aileyは、ブルースを使った作品に日本人をキャスティングしたら、周囲の黒人たちから批判を浴びたなど、人種間関係の複雑さを語っています。

図書館で見かけたら、ちらっと、読んでみてはいかがでしょうか。

ブロードウェイの子守唄 Lullaby of Broadway (1951)

96分 英語版DVD
監督: David Butler
振付: Musical Numbers Created and Staged by Al White and Eddie Prinz
出演: Doris Day, Gene Nelson
製作: ワーナーブラザーズ
日本語字幕版DVDが、ジュネス企画から発売されています。

ついに「ドリス・デイ・DVDボックス 8本セット」を購入しました。その中の一本がこの作品。日本では未公開、ビデオも発売されていないし、と思ってアメリカからリージョン1のセットを手に入れました。しかし、つい最近、この作品は日本でもクラシックなミュージカルの字幕版をコンスタントに発売しているジュネス企画から発売されました。

この映画、ミュージカルとしてはやはり派手さに欠けるでしょうか。どうやっても、バックダンサーの質や衣装・セットの派手さでは、同時代のMGMには敵いません。その点は、差し引いて見なければなりません。

この作品の良いところは、「ブロードウェイの子守唄」をはじめとする往年のヒットナンバーの数々が聞けるということ。そして、何よりもジーン・ネルソンのダンスが見れるということです。

ジーン・ネルソンは子供の頃見たフレッド・アステアの映画に憧れてダンサーになったということで、とてもスマートな踊り方をします。背が高くスラッっとしているのに加えて、非常に身体が利く。アスレチックな動きもなんのその。タイプとしてはアステアにジーン・ケリーの躍動感をプラスした感じです。彼のことは、「ザッツ・ダンシング」でも紹介されていたはずですので、名前は聞いたことがあると思います。ダンサー仲間の間では彼の実力が認められていたようですが、ミュージカル映画に登場したのが1950年頃と遅かったのと、MGMとスター契約しなかったのとで、彼のダンスを見る機会は非常に限られています。「二人でお茶を」「オクラホマ!」ぐらいでしょうか。少々、華がないといえば華のないダンサーですが、やっぱりダンスは上手いです。彼のダンスを見るためだけでもこの映画を見る甲斐があります。

ドリス・デイはというと、ドリス・デイしています。とっても優等生的。スタイルも良いし、歌も上手いし、金髪。どこも文句のつけようがない、アメリカン・スイート・ハート。セクシーさが全然感じられませんが、こういう女性、当時の理想だったんでしょうねぇ。私としては、「カラミティ・ジェーン」のドリスのようなちょっと崩れた感じのほうが好きですが。。。
最初のナンバーで、黒の燕尾服で歌うのですが、そのイメージはなぜか、エレノア・パウエルを彷彿させます。エレノアはタップダンス、ドリスは歌と得意分野は異なりますが、スターの系譜としては同じ縦列に並ぶ女優なのでしょう。

全体的な評価としては、それほど高い評価は下せませんが、MGM以外にも素晴らしいダンサーがいたんだと再確認するためにも、ビデオ屋さんで見かけたら、借りてみてはいかがでしょうか。